停車場遍路の鐵道迷的臺灣

台湾に特化した鉄道趣味の記録です、「鐵道迷」は鉄道ファンの中国語です

2018台湾旅行-19:高鐵左營駅⇒高雄宿泊総括

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高鐵の台中15:20⇒16:05左營(ノンストップ)に乗る。一つ山地を越えた先はずーっと平野で、建物こそ木造瓦葺ではないが農地の中に家々が点在する散村の風景に近い。

大きく右に曲がりながら減速すると終点の「左營」、島式ホーム3面6線の駅である

駅名標は柱巻きタイプ


標柱タイプもある


駅一覧


「南港」方を見る


振り返る:4本並びは初めて見た


左に振る、側線もある


終端側に引き上げ線がある


振り返れば当然こうなる


コンコース


正面出入口


高雄捷運の出入り口から見た高鐵駅舎


高鐵左營站に隣接する台鐵の駅は「新左營」である。高雄捷運が「左營」で台鐵だけ仲間外れ的だが、台鐵は一駅先に「左營」があるから仕方ないのだろう。その「左營」も乗降して撮影し、「高雄」に到着。地下化工事の真っ最中で、次に来るときは地上ホームも駅舎もなくなっているだろうから、ちゃんと撮っておく。

以上、台鐵の「新左營」・「左營」・「高雄」については、別途「台鐵縦貫線各駅巡り」シリーズに画像付きで載せる。

相変わらず認知度がいまいちの高鐵・台鐵ジョイントパスだが、当然知っているであろうはずの高雄のオヤジ駅員が最低だった。なんと、パスポートの提示を要求した後に「高鐵のチケットだ」と言った。一見してTR-PASSじゃないことはわかるんだから、まずチケットが何なのかちゃんと把握しろよ。中途半端に券面を斜め読みすんじゃねーよ。



さて、高雄では3泊するが、この宿泊がなんともグズグズだった。時系列を崩して先に全貌を書いてしまう。

まず、歩いて駅の西にある予約した宿(以下、宿A)へ行くと「部屋が改装中」だと。この時、私が勝手に先走りして「他の宿を紹介しろ」と言ったのでそのように事が進んだのだが、「設備が異なってもいいから他の部屋は無いのか」と言えば良かったのかもしれない。

で、宿Aの主人がタクシーを手配して一緒に宿Bへ行ったら、料金は宿Aの予約と同じで話はついていた。タクシーに乗るから余程遠くへ行くかと思ったら高雄車站からの方角は違うものの距離は少し遠いだけだ。

宿Aと宿Bはオーナーが同じとのことで、国を問わず業界でこの手の振り替えはよくやってるようだ。以前もスイスのローザンヌで経験した、その際はグレードが2つぐらい上がって得をしたが、今回は同程度だと思う。

元が余り気味なので、宿代をキャッシュで払った。その際、小姐が「予約代理店から宿Aの宿泊についてのメールが来たら『泊まらなかった』と回答して下さい」と(英語で)。むしろ代理店には「宿Aに泊った」ことにしないとまずいんじゃないかとは思ったがその時は気にしなかった。

ところで、最近はスマホ音声認識・翻訳機能を利用して単純なことなら日本語のできないスタッフでも対応できるのはいいが、こちらとしてはちゃんとした標準語を喋らないと翻訳が対応しないのが思いのほかストレスである。

次の日に予約代理店から「宿Aがノーショーだと言ってきましたが、泊まらなかったのですか?」とメールが来た。泊まらなかったが、ノーショーではない。これは私の信用に係る問題なので、さらに次の日に宿Aに乗り込んで問いただした。スマホの翻訳を通しては埒が明かなくて、結局日本語がわかる(おそらく宿Bの)スタッフに電話してやっとこちらの意図が通じた。

「予約代理店のメールの内容が間違いでなければ、宿Aの解約手続きミスである」がこちらの主旨である。繰り返すが、そもそも解約しないで泊ったことにすれば波風たたなかったはずだ。

先方が誤りを認め、宿Aの主人は「恥ずかしいのでタクシーで(宿Bへ)送って謝罪したい」と。プライドが高い台湾人が言うのだから商売上の妥協とか嘘ではないと思う。まだ高雄駅付近をウロウロするので断って宿Aを去ったが、日本人の私に台湾全体の印象が悪くなったのではと懸念しているようだった。その点は台湾滞在経験がそれなりにあるから心配に及ばない。

だが、その晩宿Bに戻ると部屋の掃除がされてなかった。「鍵をフロントに預ければ部屋を掃除する」するルールなのだが。とにかくフロントに苦情を言って、タオルの交換とアメニティの補充をさせる。

「チップ箱」の小銭は無くなっていたから係が部屋には入っているはずだ。チップの額でアメニティが増えることはあっても、一連の「復元作業」をしないことはないだろう。3泊した2泊目は問題なかったんだし、謎は深まる。従業員のオーナーに対する何らかの意思表示に使われたのだろうか。

チップ箱があったのは実は台湾では初めてのことだ。以前、仕事でよく利用した高雄のホテルはグレードが高めだが(会社の一括契約で安く泊まった)、チップ箱は無かったので地域性ではないと思う。そもそも部屋係へのチップなんて連泊しないと払わないから、実質どれぐらい実入りがあるんだろう、台湾はチップ文化ではないのだから料金にサービス料で入れた方がよほどすっきりする。

最後に、宿Aは最初に予約した宿Cが予約だけ受けておいて廃業したため代理店から代案として紹介された宿である。高雄宿泊は初めからトラブってた。

今更だが今回の高雄での目的からして、高雄駅近くに宿をとる必要はなかった。高鐵左營站のエリアなら街が新しいから台北で泊った宿のように今風のシステムの宿があったかもしれない。ただ、台北の宿はケーブルテレビは入らないので日本語チャンネルがNHKの国際放送しかなかったが。



時間を高雄一泊目の夕食に戻す、コンビニ調達でもよかったんだが近くに見当たらない。裏通に台湾メシの店がいくつかあったので、肉絲麵にした。青椒肉絲(チンジャオロース)の肉絲と野菜が入っている。50元なり。

[私が覚えた中国語19]

小心(シャオシン):気をつけて・慎重に
月台(ユエタイ):ホーム

車内やホームで見かける「小心月台間隙」は、ご存知のフレーズになります。