停車場遍路の鐵道迷的臺灣

台湾に特化した鉄道趣味の記録です、「鐵道迷」は鉄道ファンの中国語です

2018台湾旅行-18:高鐵台中駅と台鐵駅巡りC

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予約した高鐵の台北6:30⇒7:18台中に乗る。「板橋」を出るとノンストップで定刻に「台中」着、わずか48分である。ちなみに台鐵の「台北―台中」の最速達はプユマ号の1:40である。

ここも駅名標はこんなのしかない。


通過線となる本線の複線の両側に島式ホームが1面ずつある。

南行ホーム東側で「左營」方を見る


振り返る:奥のビル群が台中の中心街である


南下ホーム通過線側で「左營」方を見る。本線との間に仕切りがあるので、対称にある北行のホームはちゃんと確認できない。


振り返る


高鐵の改札は自由席券販売所も兼ねていて、係員が改札の外側の窓口に張り付いていた。ホームで少し撮影したので出場のタイミングは遅いのだが、出してもらわないと困るのでブースの窓をたたく。

コンコースへ出た


案内所でコインロッカーの場所を聞いて、スタバの横に発見。小さめのスーツケースとはいえ50元/3時間の一番大きなのにしか入らない。開錠の暗証番号をなくさないようにパスポートのケースへ入れる。

高鐵の駅の外側は駅名表示が無い。アクセスバスや道路標識で「高鐵台中站」をたどれば来れるんだろうけど、空港ターミナルでも建物に名称ぐらいは表示があると思うが。

東口のこの標柱でなんとかわかるぐらいだ。


右に振る


左に振る


西口


右に振る


左に振る


台鐵への乗り換え口




高鐵台中站は台中市街の南西にあり、台鐵の「台中」の3駅先「新烏日」が隣接駅である、これから下図の範囲の駅を巡ってここへ戻ってくる。

             
台中
          潭子
        台中    
追分   成功  
烏日
  台中
           
山線
  彰化          

海線
           
             
乗り潰し
スミ
台鐵 乗換 高鐵 乗り潰し
スミ
高鐵



台鐵の縦貫線は「竹南―彰化」で海山に分かれていてそれぞれを海線・山線と呼び、「成功―追分」は成追線と呼ばれる短絡線がある。海線・山線とも南側の1/3ぐらいの範囲を巡ることになる。行程は以下で、一回だけ逆行がある。

潭子           12:52 12:20  
太原         13:18 12:57  
臺中       13:51 13:24    
大慶     14:31 13:55      
烏日   14:58 14:34        
新烏日 07:41 15:00          
成功           11:56 11:45
彰化 07:52 08:08          
追分   08:38 09:10      
大肚   08:21 08:33      
龍井       09:21 09:38    
沙鹿         09:45 10:17  
清水           10:57 11:10
臺中港           10:27 10:51  


全て縦貫線の駅なので時系列的トピックのみ記す。なお、これまで何の説明もなく「新駅」と書いてしまったのだが、十数年前に台鐵全線を乗り潰した時点では無かった駅のことである。だから「完全各駅停車」という条件もすでに満たしていない。

「新烏日」から南下列車に乗り込む、まだまだ朝のラッシュだから乗客が多い。

「彰化」は列車留置用の多くの側線に加えて扇形庫が残る規模の大きい駅である。出口と入口改札が別で、出口のICカード専用(兼非自動券)通路の係員は制服制帽ではなくバイト風である。Jパスでは自動改札を通れないからそこを通らざるを得ないが、案の定私のパスを認識してなくて止められる。'High Speed Rail'だけを見てその後に続く'Taiwan Railway'を見ていないだけなので、そこを説明すれば問題なくすぐ通れる。パスポートはチェックしないのでパス自体を知らないことに変わりはない。

海線の列車で2駅進み「大肚」、小さな駅の駅員はホーム監視員も兼ねている。

1駅戻って「追分」、日本語で街道の分岐点を追分というがそれが由来かどうかはわからない。列車の時刻が迫るまで改札を閉じるかどうかは駅ごとに違うようだが、ここは閉じてしまった。ホームを撮らずに改札を出てしまったのでやきもきする。10分前には開いたので良かったけど。なお、短絡線と海線でホームが違うので同じ北上でも列車によって乗り場が異なる。

次の列車が12分ぐらい遅れて「龍井」では思いがけず慌てる羽目になった。こういうことがあるからスーツケースは預けて正解である。

「沙鹿」は橋上化されていた。駅員は「彰化」であったように高鐵オンリーのパスと勘違いしていたが、若い人は英語が通じるので説明がしやすい。

2駅進んで「台中港」、貨物用の側線が数本あり北で貨物線が分岐している。地図で確認するとその貨物線の先に貨物駅と埠頭がある。

1駅戻って「清水」も橋上化されている。近代化が一気に進んだのではなく十数年の年月が経ったのだ。13分しかないが、改札を出たところにコンビニがあったのでおにぎり一つとフランクフルトを調達して昼食とする。

短絡線経由で一気に「成功」へ戻る。短絡線も十数年前に乗っているが、その時は一日に2往復ぐらいしかなかった気がする。今は高鐵の開通で海線から「新烏日」へのアクセス需要ができて、一時間に一本ぐらいある。

「成功」も短絡線と山線でホームが分かれている。次に乗るのは山線を来る列車だ。

一気に「潭子」まで北上する。途中の「大慶」以北は台中市街地で高架になっていた。なお、台中付近では5駅の新駅が開業予定で、建設中のホームを確認できた。いずれ台中捷運が開業するのでこのエリアにはどのみち来ることになる。

「潭子」は元からあった駅だと思うが高架化でがっつり近代化されていた。ここから「新烏日」に向けて一駅ずつ南下する。

次は「太原」、近代化された高架駅は味気ないが、まだ台湾はホーム屋根など外観の造形に凝る余力があると思う。国営の台鐵だからかもしれないが。

次は「台中」、高架化されていたが、旧駅舎は残っていた。最終的に3面5線になるであろううちの2面3線しかできていないが、不足している線路分はどこでカバーしているんだろうか。

次は「大慶」、ホームの列車接近灯のおかげで自強号の通過動画が撮れた。中国語のアナウンスで「通過列車にご注意」とか言われてもわからんし。

本稿の台鐵分に画像が無いのも寂しいのでこの一枚を。左がデフォルトの塗装なんだけど、なんで反転したのがあるんだろ。あと、JR四国8000系塗色もあるんだけど今回は撮れなかった。


次は地平に降りて「烏日」、北側を台中捷運の高架が通っている。

際どい場面もあったが、無事に予定通り「新烏日」へ戻ってきた。



高鐵台中站へ戻って、コインロッカーから荷物を回収する。荷物を預けようとしているおばちゃんがいたが先に出させてもらう。

預け入れから7時間半経っているから不足料金が100元になっている。それを見越して10元コインを10枚以上確保しておいた。一枚ずつ入れていくうちに戻ってくる一枚があることに気づいた。それでも何度かトライするうちに詰まらせてしまった。払い戻しボタンが機械的で詰まり解消にも使えるのだが、それに気づくまではあせった。冷や汗をかいたが無事に荷物を回収した。

この先は左營へ一気に移動するが指定席を取るにも窓口の列が長いので、とっととホームに入って自由席に並ぶ。速達列車だからということもないが混んでいて、窓側は無理だった。

[私が覚えた中国語18]

麵包(ミェンパオ):パン。小麦から生地を作ったものは「麵」が付きます。
三明治(サンミンジー):サンドイッチ。音に漢字をあてています。