停車場遍路の鐵道迷的臺灣

台湾に特化した鉄道趣味の記録です、「鐵道迷」は鉄道ファンの中国語です

2018台湾旅行-22:高雄捷運橘線と輕軌

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7日目は、まず高雄捷運の全駅巡りと輕軌(チングイ)=ライトレールの乗り潰しをする。

路線図はこちら

宿に近い「美麗島」は紅線橘線の交差駅である。本稿の範囲内の行程は以下。
[→:一気に移動 / ⇒:一駅ずつ下車して移動 ]

美麗島(O5)⇒大寮(OT1)→市議會(O4)⇒西子灣(O1)哈瑪星(C14)→籬仔內(C1)→前鎮之星(C3)

美麗島」の案内所で120元の一日フリーパスを買うのだが、i-PASSカード(100元)に載せることが前提であった。ICカードが2つあっても仕方ないが悠遊カードは使えないので購入する。この100元はデポジットではないので不要になっても払い戻しできない。実質220元だが全駅巡るのだから元は取れる。

補足)本稿アップ時点で悠遊カードは使えるようになったが、フリーパスが載せられるかどうかはわからない。

台北では一日券は別のカードだったが、高雄ではi-PASSカードに電子データとして一日フリーパスが載るだけだからレシートは重要である。しかし、そういうことができること自体先進的だ。日本の場合は磁気券対応の改札機があるから一日券は磁気券で済ませてしまう。ただ、磁気券の改札機は減ってきているから改札通過がストレスになる。

この冬は大気汚染軽減対策として公共交通機関の利用を促すため、高雄市政府が補助金を出して、

・平日の通勤時間帯の捷運はi-PASSカード利用に限り無料
・輕軌はi-PASSカード利用に限り毎日終日無料

となっている。本日は日曜なので前者の恩恵は無い(それでも一日券の方が安い)が、後者は適用される。

捷運の画像に関してはいずれスライドショーにするので、駅を抜粋する。



まずは橘線を東へ一駅ずつ進む。

早朝でガラガラだが8分間隔で運行されている。地上まで行って帰ってきて、ホームのベンチで一息つけてちょうどいい具合だ。なお、捷運の車両は3両だが、駅の有効長は6両分ある。途中駅では進行方向に寄せて停まる。

「大東」の手前で、「列車とホームの間が広く開いているところがありますので、足元にご注意下さい」という日本語アナウンスが流れた。日本語のアナウンスは空港と乗換駅でその旨の内容だが、注意喚起はここだけだろう。

その「大東」は単式ホーム上下2層でカーブ上の駅だった。地図で上の道路を見ると片側2車線あって、島式ホームの隣接駅と変わりない。

従って、日本だと千代田線の「根津」みたいに、「上の道路が狭いから」2層にしているわけではないようだ。

利用客が多いのでホーム幅が余分に欲しいが、島式だと足りないのではと思う。あくまで推測だが。

西行ホーム


西行ホームへの降り口


東行きホーム


改札の奥が東行きホーム


出入口



終点の「大寮」は橘線唯一の地上駅である。

柱貼り駅名標


ホームドアが無い


車両基地がある



一気に「市議會」へ戻って、あとは一駅ずつ終点の「西子灣」へ、こちらは地下駅になっている。

島式ホーム


階段下の壁貼りタイプ


改札


輕軌の「哈瑪星」が隣接駅だが、遠い出口に出てしまって迷う。




輕軌は全線開業すると環状線になるがまだ半分しかない。いずれ全電停を巡ることにはなるが、せっかく来たので開業している区間の乗り潰しはやっておく。i-PASSカードが無いと一乗車30元x2必要だから、100元のうち60元はここで戻ってくる。

捷運「西子灣」のもう一方の出口は「哈瑪星」電停に近かったが、通路がこんなに狭い


「哈瑪星」は開業済み区間の西の終端で、旧高尾港駅の一角にある。SLなどが展示されているが今は乗り潰し優先で次の便に乗る。




輕軌は再開発の進む港沿いを進む、規模が大きめの建物がガンガン建設中である。ほぼかつての臨港線のルートを走っているから、十数年前に観光列車から観た景色のはずなんだが全く違う。

現在の東の終点「籬仔內」で折り返す。


この輕軌は電停にのみ架線があり、駅間はバッテリ―で走行している。



捷運紅線との乗換駅「前鎮之星」まで戻った。



開業からしばらく無料だったが、有料になる告知である。ただ、ICカードなら2月まで無料とある。



[私が覚えた中国語22]

哪裡(ナ_/アリィ):どこ(where)
那裡(ナ\アリィ):そこ(there)
這裡(チョーリィ):ここ(here)

これまで四声には触れてきませんでしたが、イントネーションで意味が変わる顕著な例です。

ナ_/アが第3声、ナ\アが第4声として書き分けてはみましたが、発音記号として拼音(ピンイン)というのがあります。